先に結論からお答えすると他へのNISA口座変更は可能です!
今回は私が楽天証券からSBI証券へ新NISA口座の金融機関の変更方法とどの点にメリットを感じて変更に至ったのかを紹介いたします

おそらくこの記事を読まれている大半の方はNISA口座は「楽天証券」もしくは「SBI証券」で開設しているのではないでしょうか?
メインの内容は楽天証券からSBI証券への変更手順に沿って書いておりますが、他の口座への変更についても参考になる部分があるかと思いますのでぜひ最後までご覧ください!
- NISA口座の金融機関の変更はできるのかどうか
- 変更に関する手続きの方法について
- 変更したことによるメリットとは?
- 変更することによるデメリットは?
- 変更する前に知っておきたいこと
私自身も生粋の楽天経済圏ユーザーでしたのでNISA開始の2021年は、当然「楽天証券」から投資デビューしています
そんな私ですが24年12月からはSBI証券への口座の移管を行い、25年からはSBI証券でNISA枠を活用しています
私がなぜ口座を変更したのか、それはこれまで利用していた楽天カードから住友ゴールドカードに決済を変えた、これが最も大きな理由となります
より詳しい内容については下記記事でまとめておりますのでこちらも併せてご覧ください!
NISA口座の金融機関を変更することはできるのかどうか
NISA口座の金融機関を変更することは可能です
ただし知っておくべき2つのポイントが
- 金融機関の変更は年に1回と決められていること
- 1年に1度でも現在のNISA口座で買付をしてしまっていると金融機関変更は出来ない


出典:三井住友カードHP
例:25年度中に切り替えが可能なのは25年9月の末まで
例:25年10月以降は26年度からの切り替えとなってしまう点には注意が必要です
変更の手続きの方法
- 変更前の金融機関へ変更のお手続き
- 必要情報のご入力と本人確認書類の提出
- 金融機関変更完了


出典:三井住友カード
1.変更前の金融機関へ変更のお手続き


出典:SBI証券
現在開設しているNISA口座の金融機関に「変更の申込み」を実施し、「勘定廃止通知書」または
「非課税口座廃止通知書」を受け取ることが必要です
※勘定廃止通知書とは変更前の口座で買付を行ったことがある場合に発行される書類、口座は残したままで勘定(買付)だけを廃止
※非課税口座廃止通知書とは変更前のNISA口座で一度も買付を行っていない場合に発行される書類、名前の通り変更前のNISA口座は廃止
2.必要情報のご入力と本人確認書類の提出


出典:SBI証券
1で準備した「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」と、本人確認書類をお手元に用意してお手続きください
WEBと郵送どちらも選択可能ですがWEBだと簡単かつスピーディーに作成することが可能です!
3.金融機関変更完了
申込情報を、税務署で審査した後、完了しましたらSBI証券WEBサイトログイン後に確認ができる「重要なお知らせ」などで口座開設完了の連絡で完了です!
変更するメリットとは?
主なポイントは3つです!
- 投資信託のクレカ積立はポイント付与率が高い
- 取り扱い商品数が増えた
- 取引手数料が下がる可能性がある
1.投資信託のクレカ積立はポイント付与率が高い
SBi証券はネット証券の中でも投資信託のポイント付与率が高く三井住友カードでクレカ積立を行うと0.5%~3.0%のポイントが貯まり、更には投資信託保有時にもポイントが付与されます!
NISAで投資信託をメインに取引されている方にはすごくおすすめです!
参照:三井住友カードHP「三井住友カード つみたて投資」サービス内容改定のお知らせ
2.取り扱い商品数が増える!?
楽天証券も取扱銘柄数は申し分なく多いですが証券の中で最も商品を取り扱っているのがSBI証券です
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
国内株式 | ◯(東証/名証/福証/札証) | ◯(東証/名証) |
投資信託 | 2,556 | 2,569 |
外国株式 |
9カ国 |
6カ国 |
米国株式 | 5,300以上 | 4,733 |
つみたて 投資枠 |
250 | 241 |
IDeCo | 37 | 36 |
IPO | 91 | 61 |
その他 | 債券/FX/CFD/先物/オプション/金/銀/プラチナ/ST(セキュリティートークン) |
債券/FX/CFD/先物/オプション/金/銀/プラチナ |
※25年2月8日時点 参照:株探
3.取引手数料が下がる可能性!?
24年の12月からSBI証券でサービスが開始した米国高配当で人気の通称「SBI・SCHD」が誕生したことも私としては大きかったです!
米国高配当ETFでかなり人気の高い投資信託ですがこれまでは楽天証券でしか購入ができませんでしたが24年12月よりSBI証券で登場いたしました!
SBI・SCHDは楽天証券よりも更に手数料が安く誕生しましたのでこれから始める方であればSBI・SCHD非常におすすめです!
変更するデメリットとは?
切り替え前のNISA口座で購入した商品については移管はできませんのでそのまま旧NISA口座で運用することになります
前のNISA口座と切り替え後のNISA口座それぞれで商品を保有することになりますがNISA非課税投資枠は合算しての1,800万円となります
そのことからも口座が複数に分かれてしまう管理の複雑性がデメリットの1つかなと思います
手元の購入した投資信託などの商品を全て売ってから新しいNISA口座で購入するという方法をと取れば1つにまとめることは可能です
ただし、これまで毎月毎月コツコツと積み上げて時間軸の分散を担っていた「ドルコスト平均法」はリセットされてしまうことからもあまりおすすめはいたしません
金融機関変更時に知っておきたい3つのこと
- NISA口座の開設は1人1口座のみ
- 金融機関をへの苦する年に旧口座では商品の購入はしない
- 各口座をしっかりと管理する
1.NISA口座の開設は1人1口座のみ
NISA口座は1人につき、1口座までと決まっております
もし誤って複数の口座を申し込みを行った場合、証券会社によっては承認までのスピードに差が生じてしまうため、自身で希望する証券口座ではないところで先に承認されしまうこともあります
複数の申し込みに気づいた際は早急にキャンセル対応して予期しないNISA口座開設にならないようお気をつけください!
2.金融機関を変更する年に旧口座では商品の購入はしない
旧NISA口座で1度でも商品の購入あると新たなNISA口座での商品の購入が早くても翌年度以降となってしまいます
ですので口座の変更手続きをする場合は旧口座の積立設定や再投資の設定の解除ができているかも確認する必要があります
3.各口座をしっかりと管理する
商品が複数のNISA口座に跨ってしまうため管理が複雑化してしまう可能性があります
一括管理したい場合は前段でも記載したとおり旧口座で保有している商品を全て売却して新たなNISA口座で購入する必要がありますがあまりおすすめの方法ではありません
※これまで毎月、積立でリスク分散が出来ていた方については一括売却、
一括購入をしてしまうことでこれまでの時間的なリスク分散がリセットされてしまいます
よほどのこだわりがなければ売却はせずそのまま複数の口座に分けたままでの運用が良いかと思います
よくある質問
- Q切り替えまでの機関はどれくらいかかるの?
- A
2週間から1ヶ月ほどが目安となります、提出書類に不備があるとその分だけ時間を要しますのでくれぐれも間違いが無いよう正確に記入して期日には余裕を持って提出することが重要です
- Q金融機関で変更手続きをせずに新規でNISA口座を申し込んだ場合はどうなるの?
- A
NISA口座は1人1つであるため金融口座で変更手続きをせず新規でNISA口座を申し込んでしまったとしても税務署での審査が受理されませんのでNISA口座は開設されません!
まとめ
楽天証券、SBI証券どちらを選択しても手数料については業界最安です
更には取り扱い銘柄数においても遜色はありませんのでご自身の使い方で選択するのがベストかと思いますがそれぞれのおすすめについてまとめてみました!
▼楽天証券がおすすめな方
- 楽天ポイントを主に貯めている方
- 楽天グループのサービスをよく利用されている方
- 楽天ポイントを投資に回して積立効率をあげたい
ECサイトは楽天市場がメインという方や楽天グループのさまざまなサービスを利用されている方であれば楽天証券がおすすめです
楽天経済圏で溜まったポイントを楽天証券で利用することで投資スピードを上げられることが可能です
▼SBI証券がおすすめ方
- 三井住友カードを持っている、もしくは今後持つ予定がある
- 積立投資のポイント還元率を重視する方
- より多くの取扱商品の豊富さで選択したい
もし今後三井住友カードへの変更を検討されているのであればこの機会にVポイント経済圏にまとめる一つにSBI証券への変更を考えてみることはありだと思います!
ご自身の利用される環境に合わせて検討してみてはいかがでしょうか!
最後に
今回私はVポイント経済圏に変更する中でSBI証券に口座の移管をしました
NISAの口座や支払い方法などはしょっちゅう変更するものではありませんが今使用している環境が自分に合っているのかどうか、もしくは以前は良かったサービスが気づかない間に改悪になってしまっている可能性もあります
ご自分の環境を見直す機会となれば幸いです